そろそろ家建てたいんだけど、家づくりにはどのくらいの予算がかかるの。 そもそもどんな費用が必要になるの。 よく予算オーバーするって聞くけどなんでだろう。
このような疑問にお答えします。
✔ 本記事の内容
- 家づくりの予算を算出する手順
- 家づくりに必要な費用の内訳
- 予算オーバーしない資金計画の方法
目次
家づくりの予算を算出する手順
手順は下記の通り
- ①:無理のない返済額を考える
- ②:自己資金をいくら投入できるか考える
- ③:返済額から逆算し、借入額を算出する
手順①:無理のない返済額を考える
高額な家づくりでは多くの方が住宅ローンを組まれます。希望を詰めたプランと見積りに合わせてローンを組むと、おのずと無理な返済になる場合が多いです。
出てきた見積りに対して、ローンを組むのではなく、自分たちが毎月いくらなら無理なく支払いができるか。ここから考えましょう。
家づくりは高額なだけに、35年という長期のローンを組みます。無理な計画をして、毎月住宅ローンの支払いで一杯一杯・・・。 こうなってしまうと大変です。
住宅ローンの支払いに追われ、家族旅行もいけない。趣味の物にお金が使えない。子供に習い事もさせれない。なんの為に家を建てたのか分かりません。
毎月ローンの支払いをして、様々な生活費を支払っても、多少貯蓄ができそうな返済額を考えましょう。
賃貸で暮らしていた方は、毎月の賃料が目安になりますね。
手順②:自己資金をいくら投入できるか考える
家づくりの予算は、すべて住宅ローンでまかなう。というお話も聞きますが、いくらかは自己資金は必要になります。
住宅ローンで借りられる前の支払いがいくつかあります。例えば、土地の手付金、契約金、家の契約金の支払いなど。状況によりますが、手出しでいくらか必要になってきます。
また、自己資金を出す出さないでは、借入金額が変わってきます。
総額3500万として、仮に自己資金500万、借入3000万のケース。一方、自己資金50万、借入3450万のケースでは、後者は450万円余分に借りる事になります。
当然銀行からお金を借りると利息というものが発生します。後者の場合だと、450万円に対しての利息を余分にしはらう事になりますね。
なので自己資金が少ないと余分に利息を支払うことになります。だからといって、全財産を投入しましょうという事ではありません。
現在の貯蓄の中から、いくらくらいなら家づくりに投入できるかを、無理のない範囲で考えましょう。
手順③:返済額から逆算し借入額を算出する
毎月の無理のない返済額は決まりましたか?自己資金はいくらくらい投入できそうですか?
返済額が決まれば、あとは金融機関の住宅ローン金利にあてはめて試算すれば、借りる金額が算出されます。
仮に、借りる金額が3000万、自己資金が500万だとすれば、合計3500万円になります。これが家づくりの予算という事になります。
家づくりの予算を算出する手順まとめ
まずは毎月の無理のない返済額を考える。自己資金はいくら投入できるか考える。無理のない返済額から住宅ローンの金利で試算し、借りる金額を算出する。借りる金額と、自己資金の合計が家づくりの予算になります。
家づくりに必要な費用の内訳
家づくりには、建物本体以外に、いろいろな費用がかかります。
例えば、地盤改良費、解体工事費、屋外給排水工事費、外構工事費、水道加入金、登記費用、火災保険料、融資手数料、造成工事費、引っ越し費用、エアコン購入費、カーテン購入費、仲介手数料、印紙代、などなど。
あげればたくさんの費用があります。単純に、建物代、土地代の合計ではないです。しかし、意外とこのような費用がかかる事は、みなさん知られていないように思います。
ここを知らないと、単純に建物代と土地代の合計が家づくりの予算と思ってしまいます。そのまま計画が進んでいって、あとから、あれもこれもと費用がかかってしまうと、予算オーバーになるのは目に見えますね。
予算オーバーしない資金計画の方法
予算オーバーしない資金計画の方法は、ズバリ逆算して計画することです。
先ほどの家づくりの予算を算出する手順で、家づくりの総予算が出てきましたね。そして、家づくりには様々な費用がいることが分かりましたね。
そこで、まずは家や土地代以外に必要な諸費用がどれくらいかかるかを算出します。家のプランとか考える前に、分かる費用、調べられる費用は明確にしておくと安心です。
そして総予算からこの諸費用を差し引くと、家と土地にかけられる予算が分かります。
土地をお持ちの方であれば、諸費用を差し引いた金額が家にかけられる予算となりますし、土地探しからの方は、家と土地にかけられる予算は決まっていますので、両方のバランスをみながら検討していくと良いです。
マイホーム計画で大切なお金の事 今日のまとめ
- 家づくりの予算は無理のない返済額と自己資金から逆算して、算出すること
- 家づくりには様々な費用がかかるので、事前に分かる費用をあげておくこと
- 家づくりの総予算から、必要な諸費用をのぞいたものが、家と土地にかけられる予算なので、その中で計画する事を考える事
以上を守って計画すれば、予算オーバーすることもないでしょう。
安心して楽しい家づくりをしましょう。