2階リビングの家はどんなデメリットがあるのかな? やっぱり上り下りが大変なのかな?なにか暮らしやすい工夫があるのかな?
こんな疑問ありませんか? 2階リビングに住む管理人がお答えします!!
前回の記事、【家づくり体験談 】 2階リビング編でデメリットをいくつかあげました。その内容を深堀していきます。
目次
2階リビングのデメリット
今日は下記の3つのデメリットの解消方法について解説していきます。
- 夏は1階よりも暑い
- 寝室が1階だと夜2階の生活音が気になる
- 来客時1階におりないといけない
【夏は1階よりも暑い】の解消方法
2階リビングは暑くないの?解消方法はないの?そんな疑問ありませんか。
2階リビングは1階より暑いです。2階リビングの暑さは、窓の配置(風通し)計画と、エアコンで解消しましょう。
結局エアコンに頼るのかと言われそうですが、やっぱり2階は暑いです。反面、1階よりも風通しはいいと思いますので、しっかり風が抜ける窓計画をされる事をお勧めします。また、日差し対策も重要です。
なぜなら、2階建ての住宅の場合、2階の空間は屋根に近くなります。どれだけ断熱で対策をしても、屋根の熱が伝わりやすい2階は、1階よりも室温が高くなります。
しかも最近の夏の暑さは尋常ではありません。エアコンなしで生活するのはちょっと怖いものがあります。どうしてもエアコンに頼らず、涼しく過ごしたいという感覚があるかと思いますが、暑いときはエアコンに頼り、それ以外は風通しの良い窓計画をし、なるべく涼しく過ごせる工夫をしましょう。
でも風通しの良い窓計画ってどんな感じなの?
風通しを良くするためには
- 風の入り口と出口を確保する事。
- なるべく北側にも窓を確保する事。
- 開き窓を使い、風を取り込みやすくする事。
- 高い位置に窓をつける事。
こんな事が考えられます。
入り口と出口を確保
いくら窓をつけても、部屋に対し一か所しか窓がないと、風の出口がないために、風が通りにくくなります。なので、入り口と出口を設けることが大切です。
北側に窓を設ける
一般に北側は日照りが悪く、湿度も高くジメジメしがちなので、リビングなどの居室ではなく、納戸や物置、お風呂やトイレが配置されている場合が多いです。
窓がついていても小さな窓で、ほとんど開けないような窓になっていることも多いかと思います。
夏場は、実はこの北側の窓を開けると、南側の窓から入った風が抜けていきます。地域によっては、夏は北風が涼しく、あえて北側に窓を設けているとこもあります。私の家は、北側に窓を設けています。この窓からわりと良い風が入ってきます。もちろん暑い日は暑いので、無理をせずエアコンをつけます。
開き窓を使う
下の写真のような開き窓を使い、風を取り込みやすくする工夫もあります。
家と家との隙間を通る風を、このような窓で風をキャッチし室内に取り込む工夫はよく使います。隣に家があって、直接風が入ってこない環境の場合お勧めです。
高い位置に窓を設ける
高い位置に窓をつけるのは、内外の圧力差(煙突効果)を利用して、暑くなった室内の空気を効果的に排出するので、風通し確保にお勧めです。もちろん、明るさを確保するのにも役立ちます。
風通しをよくする窓計画 まとめ
入り口出口を考えた窓計画をし、北側にもなるべく窓を設置する。高所窓、開き窓を利用し、効率よく風通しを確保する。
【2階の生活音が気になる】の解消方法
2階が生活の拠点になると、1階に生活音が聞こえないの?夜うるさくない?こんな疑問ありませんか?
1階が寝る部屋だと、夜2階の生活音が気になります。間取りの工夫、音の防音対策が必要です。
2階リビングの家の場合は、1階に寝室がくるケースが多いと思います。結果、2階にキッチンやリビングなどありますと、夜寝るときに2階で誰が起きていると、2階の生活音が気になります。食洗器の動く音、リビングで椅子を動かす音、足音など。
例えば、寝る部屋の上に部屋がある、吹き抜けがあって声が響く、特に防音対策が施されていない。こんな場合は、新築であろうと音の問題は発生します。
我が家でもそうですが、私の家は2階リビングなので、夜中起きているときは気を使います。最近では、夜2階のリビングでパソコン仕事をしていたら、キーボードをたたく音が振動して、下の部屋ドスドスと音が聞こえると言われました。
実際に私もその音を聞きました。妻に2階でタイピングしてもらい、1階に居たら、けっこうな音が聞こえました。軽い音ではなく、少し鈍い音です。これは気になりだしたら、中々寝られないと思います。
この場合は、パソコンの下にマットを敷いて振動を伝えにくくする事や、寝室の上でタイピングしない事です。または、寝室の上に、夜生活音がしそうな部屋を配置しない事です。
音の問題は、家そのものに欠陥がある訳ではなく、間取り上、構造上、木の特性上、何も工夫しなければそういった空間になります。なので、音の事も考えて間取りを検討しましょう。必要があれば、2階の床下に防音マットを敷く、または床の上にカーペットを敷くなどの工夫が必要となります。
2階の生活音が気になる 解消方法 まとめ
あらかじめ、2階の床には防音マットなどを敷いて施工してもらう事。2階の生活音が気になるであろう場所に、寝室や、子供室などを配置しない事。
来客時1階に下りないといけない の解消方法
来客がある度に1階に下りないといけないのわ大変じゃないの?毎回鍵を開けに、1階に下りるの? こんな疑問おもちではないですか?
2階にテレビドアホンと、電気錠をつけておけば毎回下りる必要はありません。
我が家では、2階キッチン横に、テレビドアフォンと、玄関の鍵の施錠ができる電気錠がつけてあります。
来客がインターホンを押すと、チャイムが鳴りモニターに顔が映ります。幼児がれば会話して、家に上がる来客の場合は、電気錠を解除し上がってもらっています。
特に我が家は、隣が実家なので、親や兄弟がよく来ます。その都度、下まで下りるのは大変ですが、これのおかげで助かっています。逆にこの機会がなかったらと思うとゾッとしますね。
1階に下りないといけない の解消方法まとめ
テレビドアフォン、電子錠を必ずつけてもらい、無駄な上り下りの回数を減らしましょう。
いかがでしたでしょうか?2階リビングにはデメリットがありますがメリットも当然あります。今回のようなデメリットは少しの工夫、配慮でデメリットにはならなくなると思います。しっかり検討して、後悔のない家づくりをしましょう。デメリットを解消できれば、快適な2階リビングの暮らしが待っています。